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2023.12.09
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店舗デザインの注意点~物販店~

スペースプランニング

動線は、顧客がスムーズに移動できるよう計画されるだけでなく、特定の商品やセクションに意図的に誘導できるように工夫しましょう。そうすることで、顧客は商品を探しやすく、同時に新しい商品やセールアイテムにも気軽に触れることができます。

また、レセプションスペースやトイレ、更衣室、バックヤードのサイズと位置にも注意が必要です。

レセプションは見通しが良く、防犯上どこからも見えるよう配置し、簡単に中に様子が伺えない設計が必要となります。

トイレもレセプション同様、防犯には注意が必要です。例えばレセプションやスタッフが滞在する箇所の前を通過して入るよう設計をすると、トラブルになりにくい店舗設計に近づきます。

更衣室は大きく二つに分かれます。簡単にカーテンなどで仕切る半個室タイプと、扉付きの個室タイプです。こちらはクライアントの客単価により使用をよく検討すると、居心地の良さに繋がります。

バックヤードは物販店だとストックが多く、休憩スペースを確保できなくなることが多く、結果的に品質の保持ができなくなります。スタッフの数・商品詳細・休憩時間など直接設計するには必要のない情報も聞いておくと、スタッフにも優しい店舗になります。

 

視覚的な引き立て

商品の視覚的な魅力を高めるために、デザイン、照明、イメージカラーが組み合わさります。

例えば、商品ごとに適切な照明を使用することで、商品の色や質感が引き立ち、顧客の興味を引きつけますし、高級路線のアクセサリーショップですと、あえてすぐに触れられないようショーケースに入れたり、服飾店ですと、高い位置に保管したりも効果的です。

また、低単価の物販店でもその場に在庫を置かないことでスッキリ見えますし、何よりも本能的に、『今買わないと無くなってしまう。』と、購買意欲を高めるのもテクニックの一つです。

同一商品を店舗内数箇所に配置することで『よく目につくなぁ。』と記憶に残すことも、即効性はないですが、クライアントが帰ってからも気になった結果、店舗を覚えてもらうのにはとても効果的です。

 

ブランド一貫性

店舗内のデザインや装飾において、ブランドのイメージが一貫していることが重要です。これには、ロゴの配置、イメージカラーの使用、デザインの統一が必要です。これにより、顧客はブランドを識別しやすくなりますし、印象が付きやすくなります。

店舗のデザインも大事ですが、制服やPOP、HPに名刺や広告もリンクさせたデザインにするとより一貫性を感じられます。

 

柔軟な陳列スペース

季節やキャンペーンに合わせて陳列スペースを柔軟に変更できるデザインにします。可動式のディスプレイや変更可能な陳列棚は、新しい商品の導入やセールスプロモーションの展開に対応できます。

また、どのような商品か、色やイメージを反映していくと自然と商品が映え、顧客の購買意欲が上がります。

ディスプレイが自由自在に変形できることも大切ですが、キャスターやレールを取付けることで掃除がしやすくなり清潔に保つことが可能となります。

ディスプレイは物販の命ですから使い勝手を考慮し、可能な範囲でこだわり、制作するようにしましょう。

 

快適な環境設計

空調、照明などの環境に配慮します。

環境が良ければ滞在時間は長くなります。また、商品の保存状態もよくなります。

温度は外気温との差や、湿度に合わせ細かく調整ができるよう、除湿機能や、風速・風量の細かい設定ができる機械を選定します。

換気は空調機器の効果を損なわない箇所への取付はもちろん、吸い込む風量の計算を怠ると、《扉が開きにくい》《扉が勢いよく開く》《音がうるさい》など、弊害も出るので気を付けましょう。

照明は商品を見せる上で良くも悪くも大きな力を発揮します。

明るさ・色・本体デザインは必ず検討します。明るすぎたり暗すぎても雰囲気が伝わらず、色が青すぎても赤すぎても商品の見え方に影響が出ます。

照明本体デザインは+αのイメージですが、上記項目は1歩間違えるとガラッと雰囲気が変わってしまいます。

設備機器を選ぶときは慎重に選びましょう。

 

 

ユニバーサルデザイン

バリアフリーデザインは、障がいのある方や高齢者など全ての顧客にとって利用しやすい環境のことを指します。

店舗内の安全性対策は、緊急時の避難などの対処も含みます。

例えば、店内に段差は作らず、通路は広く取ることが基本ですが、段差があり危険が伴う場合は転倒を防ぐため、すぐに手が届くよう壁を設定する場合もあります。

老若男女問わず来店しやすい店舗づくりを意識してみましょう。

 

物販店の設計において、これらの懸念点や注意点に配慮し、より居心地の良い空間づくりを目指しましょう。ただ物を買う場所を超えた、特別な体験の場が創り出されます。クライアントがリラックスし、スタッフも仕事がはかどる環境が、お客様に居心地の良さを提供することとなります。物販店の設計は、ただの空間ではなく、個性のある特別な場所を作りましょう。

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